2011年夏季アニメ総評その2

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2011/10/21(金)
2011年夏季アニメ総評その2

★★★★★ 5.0 超好み。
★★★★   4.0 かなり好き。
★★★     3.0 普通に好き。
★★       2.0 好きでも嫌いでもない。普通。
★         1.0 好きじゃない。微妙。
           0.0 ダメ。合わない。
☆がつくと+0.5で、その間の評価になります。

星3つが真ん中ではないのでご注意下さい。

最後まで視聴したアニメ
異国迷路のクロワーゼ、夏目友人帳 参、快盗天使ツインエンジェル~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~、神様ドォルズ、Steins;Gate、ロウきゅーぶ!、うさぎドロップ、まよチキ!、バカとテストと召喚獣にっ!、いつか天魔の黒ウサギ、ダンタリアンの書架、セイクリッドセブン、神様のメモ帳、花咲くいろは、TIGER&BUNNY
*バカとテストと召喚獣にっ! ★★★★☆ 4.5
1年以上待たされてようやくの2期。今回は原作に則る感じの路線。
OPが大沼心のセンスに溢れていて素晴らしい。キャラクターをこれでもかと記号的に扱っているところがとてもらしい。
キャラクターの絵も色使いが綺麗だし、美波と瑞希が迫ってくるところとか走ってジャンプするところとかどれも可愛かった。
EDはカートゥーンみたいな絵で馬車のとこだけ吉成作画。個性的で個人的には中々よかった。
最終話に書き換えたのも1期と同じでこちらは2期に合わせてよりカップリングが重視されてて俺得な感じだった。
最終話の馬車を引っ張ってる牛と馬は常夏の牛頭馬頭かなとTwitterで言っている人がいて感心した。
本編の方は最初の1,2話は間のとり方がちょっとおかしいかなーという感じだったけど、3話からは原作のテイストをアニメに上手く昇華させていて凄く楽しめた。
1期のようにオリジナルでないからか、そのぶんギャグを表現するときの演出が色々と凝っていて、映像化する上で練り込んで来ているのだなと感じさせられた。
8話の美波回が夏期アニメ全体の中でも本当に秀逸な回で素晴らしい。僕が美波が大好きということ差し引いても珠玉の出来だったと思う。
本編以上にポップで記号的な演出が、本編とは逆に恐怖や違和感を表現するものになっているのは面白かった。
水橋かおりのドイツ語や片言の演技で引きこまれ、ところどころで狙い打つかのような美波の可愛らしい作画に目を奪われる。最後に至ってはもはや反則。
美波の固く閉じた心が、明久の言葉を翻訳するに従って徐々に鎖が解けていく演出。efを想起させるそれが、普段の作風とのギャップもあって本当に素晴らしかった。
efらしさ、シリアスさでいうと11話の雄二、翔子の話がさらに、というか演出が完全にefそのものになっていて、個人的には大好きだったんだけど普段の作風と完全にかけ離れていたので、その辺りは賛否があったと思う。原作でも作者が普段と違うと言っているから当然ではあるんだけどね。
内容自体はそこまで重くもないんだけど、演出や現在と過去の自分が話している内面描写が重みをもって畳み掛けてくるので、見事にトラウマを感じさせるという凄まじさ。演出の力を見せてくれる。
最初はなんでこれを入れたのか謎だったんだけど、最終話の怖くても頑張る人が好きという翔子の言葉につなげたんだなと納得した。
やるかわからないけど入れるとしたら野球回の前だよなーとか思ってたけど、これはこれでありだな。
全体通していうと、最初から最後の直前まで美波推しで、美波好きとしてはずっと歓喜していた。
反面瑞希メインヒロインなのにどうなんだろうと思っていたのだけど、最終話で一気に本気を出して巻き返しが来たので、これならそれなりにバランスも取れてるのかなーと思った。メインヒロインはやっぱり強度が違うなあ。
正直話数とかヒロインのバランス的に3巻の最後のキスとか4巻(9,10話)をカットされるんじゃないかとビクビクしていたので、それどころか7.5巻の過去話(8話)までやってくれたスタッフには心から感謝したい。
美波の部分を差し引いても原作をかなり忠実に、それでいてアニメにあわせて上手くテンポを表現してくれていたので安定して楽しめた。
作風が色々と不安定だった1期と比べると、そのぶん勢いが落ちたという面もあるんだろうけど、まあやっぱり原作好きなので今回のほうがよかったかな。
ただ白金の腕輪はなんでOVAで取らせなかったのかは疑問。そのせいで合宿にだいぶ無理が生じていたし、何より最後の肝試しがえらいことに。
雄二のあの台詞は明久が2体を操って、1対2で互角に戦っているから映えるのであって、2対2で策略に嵌めた上でいっても、なんのカタルシスも無ければ意味もないだろう……
一つのことに没頭できるバカって意味が、全然明久から伝わってこないぞあれ。
まあバカとは何かということをいうのは必要ではあったんだろうけど、上滑りしてると言うか。
そんな感じで不満がないわけではないけど、それでもラノベをアニメ化するうえでスタッフは最高の仕事といっていいようなレベルで仕上げてくれたのではないかなと思う。
3期をやってくれると嬉しいけど、出来るのかなあ。まあ期待しておこう。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。

いつか天魔の黒ウサギ ★☆ 1.5
鏡貴也作品2つ目のアニメ化。伝勇伝の反省を生かして……ねえ! 全く改善してねえぞこいつら!
なんで話のわかりにくさにむしろ拍車がかかってるんだよ!
伝勇伝は2クールだから後半は話もまとまってそれなりに楽しめたけど、こっちは1クールで同じような情報量をさらにわかりにくくぶつけてくるもんだから頭が全然ついていかねえぞ。
何度かニコニコで見たけど、解説をしてくれる人のコメントがこれほどありがたいものだと初めて感じた。
少なくともアニメ見てるだけじゃさっぱりわからないし、解説ないと色々と気になっちゃって話に入り込めないし、そもそも意味が分からないことも多々あるし。
なんでこうゼクシズは毎度毎度同じようなことを繰り返すのか不思議でならない。別に作画が悪いわけでも演出が悪いわけでもないから、後は脚本なり構成なりをしっかりとわかりやすくまとめれば解決することだと思うのだけど……
キャラクターとしては月光の仲間思いな俺様っぷりが好感持てたのでよかった。月光と美雷のコンビは気持ちよく見られた。
反面大兎がなぜヒメアに入れ込むのかがよく理解できなかったので、感情移入が難しく一歩引いて見てしまった。
小さい頃にあっただけだし、ヒメアもいい子と言うよりはむしろ面倒くさいようにしか思えなかったもんなあ。
遥に付き合って大兎を説教してた兄弟のとことか見ててかわいそうに思えてならなかったぞ……
大兎の根性もなんかすっきりとした感じはしなかったし、兄弟は手加減してるのにヒメアが本気で殺しにくるし。
なんというか最終話が面白かったことからしても、原作をもっと活かす方向があったんじゃないかなあと思わざるをえない。
ファンタジーやるなら説明が必要だしラブコメも関係性の描写が不足しているし。
キリがないので終えるけど、ともかく膨大な設定をもっと削いでわかりやすくすべきだと思った。
後は全体的に画面が斜めなのか気になった。斜め上を目指しているのかそうなのか。
ダチャーンのOPを始めとして音楽はわりとよかったのでそれは作品的にもよかったんじゃないかな。
とりあえずまあゼクシズにはもっと間口を広げるような作品作りをして欲しいと思った。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。

ダンタリアンの書架 ★★ 2.0
三雲岳斗の作品2つ目のアニメ化。アスラクラインの人だと知ったのはだいぶ後なんだけども。
基本的には短編を集めて話を展開していく作品で、最後の方までそれを貫いていたのでテンポよく楽しめた反面毎回の話がちょっと薄いように感じてしまった印象も。
これは長さと言うよりむしろダリアンとヒューイがいてもいなくてもあんまり事件に影響がないように感じてしまうのも原因だろうか。
焚書官の2人も1話だけでて、後は最終話でいきなり登場して解決していくってのもなんだかなという感じもしてしまった。
一つ一つ話を切り取ってみると雰囲気的にも好みでそれなりに楽しく見れるんだけど、大きな流れとしてはちょっと散らばっていると言うか、チグハグな印象を受けた。
結局ヒューイがダリアンと昔会っていたという設定は必要だったのだろうか……
雰囲気作りはとてもうまかったので、あとはそれを適当な構成にしてくれればもうちょっと違った形で見られたんじゃないかなと思った。
とりあえず今までのガイナックスらしくない作品だったので、そういう意味では分岐点になりえる作品ではあるのかな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。

セイクリッドセブン ★★★☆ 3.5
正統派ヒーロー物。気分よくスカっとさせてくれるという意味で、タイバニとも差別化が図られていてよかったと思う。
基本的にはキャラ立てが弱くて、序盤の展開がコンセプトの明快さの割りにはふわふわとしていて地に足の着いていないような感じだったのが最後まで尾を引いていたかなあと。
地力はかなりあると思うんだけど、ストーリーが上滑りしていた印象。
まあとはいえヒーローがヒロインの力を借りて悪い敵をぶっとばすという古風な特撮ヒーローらしさがかなり好みで、安心して楽しめる作品ではあった。
味方と思ったのが実は敵で、かつての敵と共闘して倒すという展開はベタながら燃えるものがあった。
ただこれどう考えてもアルマとナイトのダブルヒーローものなのに、ナイトのほうの描写が少なすぎたのが不満ではある。
1クールだからもちろん仕方ないと思うし、その制約の中でOPを変えたりして全力を尽くしてくれていて、最後のほうダブルヒーローになるところも唐突さはなく段取りを踏んだ上でやっていたので、これでも成立してないとは言わないんだけどやっぱり思い入れに差が出来てしまう。
ナイトエディションというのをやるらしいから、そっちで補完してくれるといいのだけど。
後は研美のところにいたSPの子ももうちょっと掘り下げがあって欲しかったかな。最後に墓参りしていたので色々と想像はできるけど。
全体的にはアクションの作画がとてもしっかりとしていて、バトルアニメとしてよくできていた。
このキャラデザでありながらサービスに走らず主人公とヒロインのもどかしいラブコメに留めていたのは、決して売れ線ではないのだけど真面目さが作風にあった個性になっていたのでありだろう。まあメイド隊とか部長とかもったいないなとは思うが。
今の時代にあった作品ではないけど、こういう作品を求めている人には届く作りだったんじゃないかと思う。
個人的にもとても楽しめた。第二期はまあないよなあ……
スタッフの皆様、お疲れ様でした。

神様のメモ帳 ★ 1.0
ニート探偵……えーとね。どこから言おうか。
とりあえずオリジナル構成にした意味が分からない。確かに最終話、原作1巻の出来が一番いいとは思うけど、だからって後に回すなら話の繋がりきちんとしようよ。
ヤクザにいきなり主人公が飛び込んでったのも唐突すぎるし、あれだけ関わっといて最終話でいきなりアリスが関わるなとかいい出すのも違和感あるし、今までほとんで出てこなかった同級生にいきなりフラグ立たせるのも変だし。
後はニートの仲間が優秀にはあんまり思えなかったなあ。特にボクサーいる必要あったか?
死者の声を代弁するって決め台詞もあったけど、そもそも死者が最初しかいなかったという。彩夏も死んではないのだし。
それと最終回の主人公がヤクをキメるのはさすがにダメだろ。素直にヤク中の尾行するなりなんか特殊なカメラで印を見つけるなりしろよ。
他にどうしろっていうんだとか言ってたけど、何より先に尾行を思いつくべきだと思う。尾行が気づかれるってならそれは無能というしかない。
ツッコミどころが色々とある作品ではあったけど、最終回のこれはさすがに擁護のしようもない。原作だとどういう流れになっているのか疑問。
全体通してアリスの可愛さを引き出すためか作画は安定して素晴らしかったんだけど、代わりにオリジナル構成の話のほうにひずみが出てしまっているというか。
鳴海がどういう人間かわからないままヤクザになってたり、アリスが早々に物語の本筋から離脱して、鳴海がそれと関係なく活躍していたりと何を考えてこれで進めようと思ったのか最後までわからなかった。
……最終回の屋上の花で締めるためだったのかなあ。確かに綺麗だったけど他が犠牲になっちゃ意味ないしなあ。
あとがきとかから察するにアニメスタッフと原作者で作品の目指すところとか解釈とかで食い違いがあったのかなとも思う。
前評判もそれなりに高く、素材自体も充実していたように思えるだけにもったいなくはあるなと感じた。
ともあれスタッフの皆様、お疲れ様でした。

花咲くいろは ★★☆ 2.5
仕事と共に成長をというテレビ小説的な雰囲気だった。最初はドラマでいいんじゃないかと思ったけど、進んでいくうちにアニメでやるべきかと思い直した。
いやテーマ自体はクラシカルで今更感もあるんだけど、P.A.WORKSの凄まじい、まさに集大成とも言うべき美麗な作画が何もかもを乗り越えている。
物語の締め方含めて美しいという言葉がよく似合う。
仕事と日常、現実と恋愛、田舎と都会。二項対立に陥りがちなこれらの問題(実際に途中まで二項対立だったわけだけど)を、綺麗に昇華させてまとめきっていて、理想型に収まらせる手腕は見事の一言。
ただまあそれまでのが、いくら何でも2クール使うには長すぎたと思うので評価はこの辺になるなあ。
結局のところ若旦那除いて、緒花に全てが任された話になってしまっていて、確かに狭い価値観の話であったとはいえ傍若無人すぎる展開ではあったかなと思う。
あの花でもそうだけど、岡田麿里の脚本がリアル調に思わせてその実ロマンをこれでもかと追い求める脚本であるので、そういう雰囲気を表現する上でこのよく動く美麗な作画がこの上なくマッチしていた。アニメであるべき必然性はこの辺りにあったのかなと思う。
全体的に話に関して思うところはあるにせよクオリティは恐ろしく高かったので、P.A.WORKSの底力をまざまざと見せつけられた印象。
どうにも傍若無人で個人的にはそこまであわなかったのだけど、それでも面白かったので素晴らしい作品ではあったと思う。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。

TIGER&BUNNY ★★★☆ 3.5
サンライズのヒーロー物第一弾。こっちは仕事ものなのでセイクリッドセブンとはまた違うけど。
しっかり万人向けな内容で、基本が確立されているので誰が見ても楽しめる作品だったんじゃないかなと思う。
スポンサー提携という特異な形態が話題になったけど、それに負けないだけの作品を作り上げたことは見事。
1クール目はヒーローそのものについて深めていき、2クール目でヒーローとは何をもって成立しているのかという2つのテーマをやっていたけど、ヒーローとは悪役がいるからこそ成立するという2クール目の方は消化不良だったかなあ。
まあルナティックが残っているからそれと向き合わないと解決しないので、2期目に持ち越しなのも当然ではあるのだけど。
それ抜きにしても1クール目が虎徹とバーナビーの関係からジェイクに至るまで綺麗に練りこまれていたのに対し、2クール目はかなりグダっていた印象。
マードックが暗躍してからはそれなりに持ち直したかなと思ったけど、バニーちゃんって言ったら記憶を取り戻したりチャーハンがどうこうというギャグを入れたのもちょっと謎だった。……ギャグだったんだよな?
とりあえず他のヒーローがほとんど役立たずだったのはダメだよね。楓が一番活躍したんじゃなかろうか。
まあ虎徹についてはマイナーからでも仕事とつきあい続けるから、原点である仕事に戻るという意味で話的に完結してはいるんだろうな。
2クール目は女性人気で内容変えたのかと思わなくもないレベルだったけど、なんだかんだいってまとめ方は綺麗だったので良かったかな。2期もあろうだろうからルナティックはそっちで処理するんだろうし。
ただライブ感が重要な作品だったので、そこまでこの熱は持つのかという不安もありはするけど。
ともあれ昨今のヒーローの人間の部分に焦点を当てる作品として優れた出来だったと思う。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。

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