ジャンプNEXT!2013SUMMER感想

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2013/08/27(火)
ジャンプNEXT!2013SUMMER感想
*ウルトラマリン 藍本松
保健室の死神の藍本先生最新作。海洋冒険ファンタジー。世界観的にはウォーターワールドな感じ。
連載経験者だけあって完成度は飛び抜けている。本誌にも行くはず。
世界観がよく練られていて、酸素ボンベの代わりの真珠とか、被ると海で喋れるようになるクラゲとかこういうギミックがあると一気に世界観に広がりが出てくる。
主人公が海に入れられてない理由も、深刻にならないし共感できるものでよかったと思う。
ただ海の神秘がなぜ手に入ったのかくらいは気になるなあ。理由が特にないとなんで支配層が見つけられてないのかと少し疑問が。
連載には10歳の主人公ってどうなのかなと思ったけど最後に成長してるからいいか。
今回は藍本先生らしからぬ万人に受けそうな設定なので、妙にニッチな方向に走る癖が発揮されなければ連載されてもそれなりに続くんじゃないだろうか。
最近では一番世界観が作られてるファンタジーだと思う。楽しかった。

恋のムーンストラック!! 仲山タイダ
定番の気弱な主人公に何かが取り憑く話。
狼男になってラブコメってのは新しいな。必然性があるのかわからんが。
取り憑いやつ狼男なのに良い奴なのかと思ったけど、主人公の願いから生まれたものだと知って納得。
話自体はテンプレから何ひとつ抜け出せていないけど、ギャグとシリアスのメリハリがついてるのはいいところ。
主人公がヒロイン助けるところとかカッコいい構図を描こうとしているところは好印象。
今の自分が過去の自分に助けに行こうと語りかけるシーンは結構好きだけど、よく考えたら今の自分が忘れた過去の想いを表現する場面なんだから、過去の自分が語りかけなきゃダメなんじゃないか……?
絵は上手い方ではないけどところどころ印象的な絵があるので、練習すればよくなりそう。
テンプレ漫画ではあるけどそれなりに好きなのでまた見たい。
それと月は惑星じゃないので、題名に入れるくらいならそこの区別はつけて欲しい。

れいたいけん 黒木崇文
ジャンプトレジャーで「理系発掘王 Cyan Stein」を掲載してる人。見つからないなーと思ったら4年前かよ。
トレジャーのも今回のも独自科学を中心に据えてるからそういうのが好きな人なのかな。ただそれが功を奏してるかと言うと……
とりあえずぼくのかんがえた科学の説明がクドすぎる。削れ。
キャラにも魅力があまり感じられなかった。キャラ立ちはしてると思うけど、主人公もゼミの教授も不快なほうのキャラ立ちでつらい。
主人公は特に真面目な見た目のうえ防衛大生なんだからもう少し教授のいうことを聞こうよ。
爽快感もあまりないし見やすくもないし絵も上手くないしあまり褒められる要素がない。正直トレジャーの作品のほうが面白い。
受賞が4年前でこれが初掲載だとすると結構厳しいと思うけど、まあ急成長したいい例が今回載っているので今後に期待。

サムライチェイサーGOEMON 落合更起
歴史パロディもの。銀魂ですね。
銀魂のギャグが合わない人ってこんな気分になるのか。読んでてすげえ辛かった。
ギャグがつまらない、ストーリーはありきたり。絵はそれなりとダメな読み切りのテンプレのよう。
とはいえキャラはいい具合に立っているのでその点は良かったと思う。
しかしヒロインのことを世話してる人がそのまま悪人ですってのはどうにかならないものだろうか。なんの捻りもないのでむしろ驚かされる。
これはギャグの好みが合う人には全然違う評価になるんだろうけど、銀魂がある時点でこれが連載になるのは相当厳しいと思う。
個人的に歴史パロディもあんまり好きじゃないので、見るなら別の作品で見てみたい。
セリフ回しは結構上手いので、そこが伸びるといい感じになると思う。

番外編
殺せんせーVS斉木楠雄 入間市最終決戦Ⅱ

そりゃ面白いに決まってんだろというコラボ第二弾。
埼玉県民ながら入間市ことなんてさっぱり知らないのでいい勉強になる。
これと別に普通の番外編も欲しい。

JUDO ODD 川口幸範
フープメンの川口先生新作。ついに過去作が表紙に載らないように……
まあ舞台がフープメンでバスケの強豪として出た創瑛学園なので、作者的に消したいわけではないんだろう。
作品は、とりあえず今回は全体的に絵が上手くないので清涼感めいた雰囲気がある。
江戸時代からタイムスリップして現代へ。最近じゃ逆に珍しい。
ただこれタイムスリップ要素がギャグにしかないのでもっと本編に絡めてればよかったと思う。
さすがに戸籍もないのに普通に高校生になって終わるのは。江戸時代から来てるのにゴリラ野郎とか言ってるし。
それに主人公がやってるのが天地理念流の技のはずなのに、普通に柔道の技として受け入れられてるのもなあ。
いくら各地の武術を体系化したものが柔道といっても変わったところくらいあるでしょう。
後は柔道ものなんだし絵で表現して欲しい。比喩的な表現だけでなくて、腰を落としてガードしてるとか解説だけじゃちょっと薄い。
連載経験者ということでハードルは上がってるけど、どちらにしろこれで連載しても厳しいと思う。
それと最後のナレーションは必要ないと思うのでやめたほうが。意味のないナレーションは冷める。

VIRUS×BUSTERS 小田島諒
ジャンプトレジャーで「チクタク」を掲載してる人。絵柄が更に独特になってるな。
魚眼レンズを筆頭に構図だいぶ凝ってて好感度高い。絵も独特だけど下手ではないので不釣り合いって程でもない。まあ苦手な絵柄だけど。
もやしもんがバトル漫画だったらどうなるかみたいな話。ウイルスだけど。
しかし小学生主人公、先生ヒロインとはいえおねショタものとは珍しい。
会話も上手いのでテンポよく読める。全体的に完成度の高い作品だと思う。
ただ最後の3ページはいただけない。そりゃ先生とどうなったか指輪で見せたかったんだろうけど、いきなり連載用の設定見せられるのはちょっと。
後は単純に主人公のキャラが好みじゃなかった。バカなのはいいけどなんだろう、無駄に突っ走り過ぎというか。
これが連載になることはないだろうけど、特定の層には受けそうな感じ。また見ることもあるだろうな。

KEI×DORO 小林英拳
義賊もの。泥棒が主人公というのはよくあるけど、育ての親が警察で今も現役ってのはあまり見ないな。
最初読んだときは気づかなかったけどドン! がそこかしこにあって笑った。どんだけワンピースの影響受けてるんだ。
この人はあんまり雑誌掲載に慣れてないんだろうな。書き文字とかよく見ると端で切れてる。読み切りの石川荘でもあったけど、編集も注意すればいいのに。
パッと見たときは絵が古臭くてどうかなあと思ったけど、読んでみるとなかなか引きこまれた。
エピソードの作り方がなかなか上手い。詰め込みすぎと言われそうなところもあるけど密度があっていいと思う。
読み切りと思えないくらいにキャラの背景が感じられていい意味でしっかりキャラ立ちしてる。
回想しながらの戦闘はお約束ですよね。素晴らしい。どのキャラも行動の理由とか思想が感じられるのはいいと思う。
とても好きな作品。まあこの絵で連載は厳しいと思うので、もっと読みやすくなるのを楽しみにしたい。
個人的にはこの詰め込んでゴチャゴチャした感じも好きなんだけど、まあ読みやすいほうがいいのはそうだろうし。
これはこれで完成してて、どこをどう直していくとか難しい気もするけどまた見たいので頑張ってもらいたい。

E-Robot 山本亮平
ジャンプトレジャーで「SUPER hERO」を掲載してる人。エロで売ってく人ですね。潔し。
世界はロボットに支配されている! ロボットはエロに興味を持たないからエロに耐性がない! だから世界一エロいロボットで対抗しよう!
頭悪くて最高ですね。この発想力は今後にも活かして欲しい。
それと体についてないおっぱいなら雑誌で乳首出してもいいのね。今後使う機会はないだろうけど勉強になった。
もしかすると、乳首出すために取り外しできるおっぱいにしたんじゃなかろうか。
ただまあ体から外れた単体のおっぱいはエロくない。むしろちょっと怖い。
おっぱいは女の子についてるからいいのであって、別に柔らかいだけならスライムでいいしなあ。
それと根本的に、エロオンリーでやってくには画力が全く足りていないので、相当成長するかエロく感じられる絵柄になるかしないと厳しいと思う。
いや今回の中では上手いほうだとは思うけど、エロでやっていけるほどではないと思うので。
エロでやってくなら矢吹先生か最低ミウラ先生くらいだろうか。エロくするならSQ19のリビドーハンタータケルみたいな。
話のほうではまあエロ推しの作品らしく王道。ヒロインがさらわれて救いに行く主人公は男らしくてよし。
主人公が裸になったのはただのギャグかと思ったら壮大な伏線になっていて震えた。
お互い全裸でキスとか完全にセックスのメタファーですよね。いやまあ最後は純愛で敵のロボを倒したって雰囲気になってるけど。
エロでやっていくのはいいと思うので、後は画力の向上が課題。今後に期待。

不死身KILLERS 熊田龍泉
トレジャーで「マロニエバージンロード」を掲載してる人。だいぶ絵柄戻ったなあ。
この人は前回のNEXTで「暴発リボルバー」という作品を掲載してた人なんだけど、前回の酷さはなんだったのかと思うくらいよくなっていた。
作風も画風もトレジャーを正当進化させた感じ。前作のイレギュラーっぷりはなんだったのか。
まず掴みがとても上手い。頭3発撃たれたやつが普通に笑って喋りかけるのも、まあ似たようなのあると思うけどやりかたが上手い。
不死身の少女と世界一の殺し屋という取り合わせでオチまで見えたけど、それでも丁寧にやってくれてるのでマイナスはない。
真面目にやると暗くなりそうな設定だけど、真面目にやっているのにむしろ爽やかな雰囲気なのは不死身の少女より殺し屋になった主人公の方をドラマの中心にしてるからなんだろうな。
決めシーンで少女が笑いながら実弾食らってるのはいいシーン。こういうインパクトのあるシーンはいいよね。
お前は俺が殺すというオチは分かってたけどいいものだね。実際に殺そうとしてるけど殺せないという辺りはあまりないかも。
今回の新人の中では間違いなく飛び抜けてるので本誌で見ることになるだろうな。
この設定だと続けるだけ主人公が弱体化しそうなので、それをどう処理していくのか気になるな。
しかし主人公の名前がろっ骨な理由がわからなかった。説明なしとは。

鉄腕カイト 永見泰久
web漫画にありそうな絵。正直これで雑誌に載るのは……いやすぎたんほどのインパクトはないけども。
話は可も無く不可も無く。というわけで絵のマイナスが露骨に出てきてつらい。これ絵のあまりあるマイナスをどこで補って掲載されてるんだろう。19歳という年齢だろうか。
まあメカの書き込みはよくやっていると思うので、多分それが描きたかったんだろうな。代わりに家や校舎は酷いし。
話は実はロボットだった主人公とそれを気にかけない友人。そしてロボットな主人公を狙う悪役という展開。
粗の少ない話ではあるけど華がないので印象に残りづらい。キャラ立ちは割りとしてるかな。特に女友達はいい性格してると思う。
とりあえず絵が金取れるレベルには達していないのでそこから鍛えて欲しいんだけど、下手なりに没個性でまとまてっるんだよなあこれ。
なので魅力ある絵を目指して欲しい。いやどう目指せばいいかなんて知らないけど。
それと最強のロボを捕まえるのに自作のロボットスーツを使ってタイマンで捕まえようとするのどうなんだ?
仮にそれで主人公に勝てるなら、そのロボットスーツ量産すればよくないですか。

No Woman,No Cry. 皆川みくに
手塚賞準入選、審査員大絶賛という謳い文句でだいぶハードルが上がってたんだけど、読んでみたら……うーむ。
演出の上手さは素晴らしいと思う。カッコいいシーンとか印象的なシーンを作るのが抜群に上手い。
ただカットとか前評判から予想していたより絵が上手くない。というかむしろ下手だよなこれ。
話もあまり面白くない。少年誌と青年誌の中間みたいな感じで、いいところも混ざってるんだけど意外性も特にないしなあ。
あんまり読んでないけどアフタヌーン辺りによくいるような雰囲気。いい話なんだけどモヤモヤしたのが残る。
面白くないわけではないんだけどあんまり見たいとは思わない。とりあえずは見やすくなるか絵が上手くなるかして欲しい。
ただ絶賛された理由はなんとなくわかった。こういう雰囲気作りが上手くて地味な作品って高評価になりやすいよね。
ハードル高くしてた分不満も多かった。今後に期待。

グッドルーザー球磨川 完結編 原作:西尾維新 作画:睦月あきら
球磨川主役のスピンオフ完結編。須木奈佐木と球磨川本編で絡まなかったなーと思ったらここで絡んだか。あくまで読み切りだけの関係なんだね。
感想としては西尾維新だ西尾維新だ。めだかにはこういうのを期待してました。
どうしようもない人間がどうしようもないままにほんの少しだけ救われる話っていいよね。そんな感じ。
水槽学園が壊滅した理由が気になってたけど、須木奈佐木がいなくなったら何をせずとも勝手に崩壊したというオチ。
どんだけ荒れてたんだよ。というか須木奈佐木の入学前はどうだったんだ。
心の操り方とかは西尾維新らしくてよかった。友情を感じた相手を殺そうなんて思えないだろうというストレートな投げかけは正しい。
めだかボックスもこれで終わりかな。西尾維新がまたジャンプに来ることはあるんだろうか。
最後に西尾維新らしさが漫画で見れてよかった。それと今回睦月先生の絵は改めて上手いなと思ったので、また読み切りから初めて欲しい。

……そういえばめだかボックスのアニメはマイナス編の直前で終わっていてメインディッシュを食べてない状況なんだよな。
売上が悪いのはよくわかるけど、どうにかならないものだろうか。あまりにももったいない。


総評
一部を除いてそれなりには楽しめた。「ウルトラマリン」と「不死身KILLERS」は収穫。「KEI×DORO」も今後に期待したい。
ただ全体的に低調な号だったように思う。特に絵が下手すぎる! 魅力があるわけでもないし!
ストーリーが面白かろうが絵で切られたら意味ないし、読みづらいと話の面白さも減退するし、絵は大事だよ。
まああえて手を抜く人がいるわけないから純粋に実力の問題なんだろうけど、その分余計に連載経験者が映えた。
まあ前回が面白い作品が多かったのでその反動だろうか。現時点ではよくて凡百の読み切りというのがほとんどだった。
「VIRUS×BUSTERS」は割とよく出来てると思うけど好みじゃない。「E-Robot」は画力が上がれば連載まで行けそう。一点突破は強い。
「KEI×DORO」は好みなので頑張って欲しいけどまずは絵かなあ。「不死身KILLERS」の人は本誌で見ることになりそう。
後は頑張れ。また見るとしたらNEXTだろう。

連載経験者では藍本先生の「ウルトラマリン」が連載まで行くだろうなーという出来栄え。
海洋冒険ファンタジーとはいえワンピースと読者を食い合うような作風でもないし。
ワクワク出来るのは最近でもいくつか見たけど、世界観練ってるなーとも思ったのはあまりないのでこの作品で頑張って欲しい。
川口先生の「JUDO ODD」はタイムスリップが活かされてないのが気になった。
もっとこう、めちゃくちゃ強いけど柔道のルールに縛られて実力を発揮できないとかあるんじゃないだろうか。
江戸とのギャップでゴタゴタやるのかと思ったらそんなこともなく、さらっと高校に入ってるし。
絵の上手さとか読みやすさとかはさすが連載経験者だと思ったので、また別の作品で見たい。
後はグッドルーザー球磨川完結。こういう西尾維新をジャンプ本誌で読みたかったよ。

やっぱりNEXTって面白い作品が固まるよな。その分今回みたいに割りを食う号も出てくるし。
今回みたいな号を狙う編集者とかいてもよさそうだけど、まあ別の作品が見れるわけでもないか。
今年は秋にもNEXT出るのだろうか。ともかく今回はそれなりに楽しめたけどあくまでそれなりなので次に期待。


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