ジャンプNEXT!!2015vol.6感想

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2016/01/02(土)
ジャンプNEXT!!2015vol.6感想
*しのびや屈 近藤信輔
「烈!!!伊達先パイ」と「ジュウドウズ」の近藤先生再登場。
今回も「ジュウドウズ」同様バトルものでギャグはほとんどなかった。
選挙の裏で暗躍する忍者の話。
社会の裏で達人が暗躍しているという設定は前作同様だけど、設定が練られていてリアリティは増した印象。
画力はまだバトルものをやるには十分じゃないけど、設定や演出は魅力的。
政治家の選挙の度にしかバトル出来ないような設定なのは気になるけど、投票箱をすり替える勝負ってのは面白かった。
1/3秒の世界のナレーションのセンスは抜群。言葉のセンスは古舘先生を思い起こさせる。
五円玉を操る主人公、体から針を出す敵ってのもオリジナリティあっていい。
ただ主人公以外の面子は勝ってるので、仮に主人公が負けたとしても結果的に当選するのは変わらねえんじゃと思った。
この絵でバトルものを成立させるには何か松井先生のような特色がいると思うけど、今回の選挙や忍の争いはそこまでではなかったかな。
これで連載に行くのは難しいと思うので、また別の形で作品を発表することを期待したい。

ブリキライオン 宮島京平
ジャンプトレジャーで「GOD LUCK!」を掲載してる人。
ジャンプNEXT!2012SPRINGとジャンプ本誌では「恋愛銀河区石川荘」を、ジャンプ+では「NとSはくっつかない」を掲載した。
相思相愛の武術家の少年と少女が結婚するためにバトる話。
石川荘は作者のツイッターによると絵で敬遠されたらしく、今回も上手くなっているとはいってもずば抜けているというほどではなかった。
扉絵のヒロインは純粋に綺麗だと思ったけれど、贔屓目が入っていると言われると否定はできない。ただ構図とかは凝ってると思う。
作者の武器であろう、キャラの良さと会話の面白さは変わらず素晴らしい。ヒロインの可愛さがツボにハマる。
敵キャラも愛嬌あっていいし、コマの見せ方とかも巧みで見栄えの良さはなかなかのもの。
なにより主人公とヒロインの、相思相愛でありながらお互いの意地で付き合わないという設定が超好み。
勝たなきゃ付き合えないけど好きな女の子は殴れないという主人公は、正しくジャンプの主人公してていい。
ヒロインが家を継がせる婿を取らなきゃいけないというときに、迷わず告白するのも好感持てる。
あえて言うならヒロイン中心に描写されてるせいか、主人公の描写が少なくてキャラが薄く見えるのが気になるところ。
まあラブコメだしヒロインの可愛さを推すのであればそれほど間違いではないのかな。
総じて好きな作品だし、おそらく今回NEXT!!1GP取ると思うので次も楽しみ。

平和マシン 谷本達哉
凡才の少年と天才の少女が織りなす発明家の物語。
冒頭の発明家が発明で戦うって状況がよくわからなかった。
基本的に発明家は兵器を発明するって世界観なわけだから当然平気で戦うのだろうし、兵器を作る発明家が死ぬ可能性が高いものが許されるわけないのでは。
まあその辺り置いとけば日常から出る雰囲気も少女の葛藤も少年の自己犠牲もよく描けていたと思う。
ただ後半はちょっと強引。軍人が学生の作った試験もまだ終わってない兵器に命を預けて故障したら諦めるって甘すぎる。
いきなり転送装置が出てくるのも唐突だった。何かしら開発してる描写をいれたほうが良かったような。
平和マシンがどういうマシンか描写しなかったのはいいと思うけど、その他はもう少しスマートなやり方があったのでは。
絵は下手じゃないけど素朴な感じで票の取れる絵ではないだろうなという印象。
後半に入るまでは十分楽しく読めたし、まだ初めての掲載だと思うので今後に期待。

死後看護師 御影 冴豆祐人
ジャンプNEXT!2014WINTERで「騒霊鑑識」を掲載した人。
亡くなった患者を見る死後看護師という職業がある世界の話。
前回と同じく幽霊ものだけど好きなんだろうか。
ザ・ジャンプという感じの絵柄に話で良くも悪くも正統派ジャンプ読み切り。
安心感はあるけど意外性はなく、正直あまり印象には残らなかった。
主人公の表情とか感情を出せてるなと感じるところはあったので、何かひとつ特色があればまた印象も変わりそう。
幽霊の解釈として魂が空気中の水分を吸収した存在だというのはちょっと面白かった。
その帰結として注射器型の生理食塩水打ち出す水鉄砲を持ち出してくるのは何ごとかと思ったけど。
さすがに世界観に合わなくて違和感がものすごかった。
病院に勤めてる看護師が主人公だとどう広げるのか気になるところ。
これで連載は難しいと思うのでまた次回に期待かな。

ガチピン。 伊達恒大
「TOKYO WONDER BOYS」の伊達先生再登場。絵だけは良かったからまた見れて嬉しい。
ジャンプ+で「ゲスの恩返し」ってラブコメを載せてたけどその路線で今回も来た。
カメラマンを目指す主人公と地味な美少女の話。
地味な少女の魅力を主人公が発見してシンデレラにするというストーリーはベタベタだけど、ラブコメはこのくらいベタでもいい。
ただメガネかけて前髪で目を隠してるくらいじゃ普通に美少女のままだと思う。「いちご100%」みたいに髪型大きく変えるくらいじゃないと。
可愛い女の子は十分かけているので、あとはキャラクター性が良くなれば。
主人公に今ひとつ好感が持ちづらいのと、魚屋の息子設定があんまり役立っているようには思えなかった。
ヒロインのキャラクターもおとなしいなりになにか特徴があればよかった。
ラブコメは割と好きな方だけど、「ニセコイ」の後釜に座るにはちょっと力不足という印象。
絵は好きなので別の作品で見てみたい。

NECRO 天塚啓示
ジャンプNEXT!!2014vol.5で「Metal Steamer」を掲載した人。
寿命を吸い取る怪物と寿命を吸い取る力を持つ人の舞台を率いる主人公の話。
設定は結構好み。寿命を武器にするというアイデアはなかなか面白い。
背負った棺から怪物を出して戦うという絵面は中二力高くていい。
ダークな世界観も好きなんだけど、仲間の寿命を主人公が吸い取るってのはちょっとベタすぎ。
あとは画力がまだまだ不足していて、特に線の鋭さが足りないからアクションシーンにスピード感を感じない。
話が途中からダイジェスト風に進行していくのも読み切りとしてどうかなと思う。
目指す方向には確固たるものがあるし設定の作りも上手いと思うので、あとは絵が上手くなるだけという感じ。

番外編
ハイキュー……おなじみポスター裏話。そんな需要あんのかなこれ。
ソーマ……芋煮とホストクラブという絶妙なアンバランス。
ものの歩……安定の湊さん。そして男なのか女なのかどっちなの。へその位置的には男っぽいが。
火ノ丸……iPadが今風。女性陣の絡みがほとんどない漫画だから新鮮。
すじピン……二年コンビの入部時の話。初対面からこんな感じで笑う。さすがの安定感。

黒子のバスケ EXTRA GAME 藤巻忠俊
魔王の眼(ベリアルアイ)に吹いた。コート全体を見れるって天帝の眼は見えなかったのか。
紫原が成長してシルバーを捩じ伏せる展開はカタルシスあった。
ただ今まで本当の意味では本気出してなかったってのは、本編の展開に水を差してるのでは。
この展開で黒子をどうやって出すのかと思ったら紫原を怪我させるとは。強引だけどまあ週刊連載じゃないしな。
次回で最終回みたいだけど、赤司と黒子2人分処理して綺麗に締められるのか?
藤巻先生ならあまり心配はいらないとは思うけど、さすがにページが短すぎる気がする。

GAGA 田中勇輝
ヨガが趣味の除霊師の話。
絵は割とうまいほうだけど古いタイプで華がない。レディ・ガガから取ったっぽい牙訝って名前もちょっと。
浄天顔って名前の武器は不気味な感じがあっていいけど、最後の大仏顔はねえわ。
全体的にシリアスとシュールを融合させようとして失敗してるなと感じた。
ヨガとか笑わせに来てるんだろうなって要素がことごとく寒い。これなら最初からギャグ無いほうがいいよ。
あとは情報収集で主人公が絡んできた酔っぱらいの頭を沸騰してる油に突っ込むのは純粋に引いた。
ネウロみたいなダークヒーロー的なキャラなら全然構わないけど、行動は変だけど真っ当な正義キャラの主人公にやらせるのは違和感しかない。
地力は充分ある人だと思うけど作風が全然合わなかった。

リンゴ。 寺坂研人
ジャンプNEXT!!2015vol.2で「そばのせんす」を掲載した人。
リンゴ農家の少年がラグビー選手になる話。
何ごとにも熱くなれない少年がスポーツに出会って変わるというよくある展開だけど、演出が秀逸なので新鮮な印象がある。
スポーツものらしく話が非常に爽やかで読後感もとてもいい。
ただ絵がスポーツものの絵じゃないのが残念。もっと情緒的な作品ならあってるけどこれにはあってない。
あとリンゴ農家で鍛えてるからっていっても、県トップレベルの守備を誇る相手を主人公1人で突破するというのは流石にリアリティない。
地に足の着いた作風なのでこの辺りにリアリティがないと作品全体の説得力も薄くなる。
話作りは上手い人だから原作になるなり、前回の落語みたいにスポーツ以外をやるなりしたほうがいいんじゃないかと思った。

Dancing ReD 阪口亜樹
機械になった人間が妖魔を滅ぼした世界の話。
トレジャー受賞作だけあって作者の描きたいことを詰め込んだような勢いが好感度高い。
粗さは多々あるのだけど、アクションの勢いや演出のカッコよさは新人離れして凄まじい。バトル描写の上手さは今回ナンバーワン。
滅ぼされた妖魔の生き残りの主人公が、機械の燃料にされてる同族を助けに行くという設定も結構好み。
機械と人外が同居してバトルしてる世界っていいよね。ただ妖魔がいなくなったら機械はどうするんだろ。
あとは血の服を着て踊るように戦うというコンセプトも中二心をくすぐられる。最後にタイトルが出るところとかゾワゾワする。
最近少ない「BLEACH」路線も狙えるんじゃないかな。男いないから厳しいか?
ともあれカッコいいアクションが描ける人は貴重なので今後が楽しみ。

魔界トラベル 新田太郎
魔界が認知された世界で魔界を旅行する話。
ジャンプトレジャー受賞作を掲載してるけどなんでトラベルを英語からカタカナにしたんだろう。
絵は上手いと思うんだけど、拘りがあるのかトーンをほとんど使ってないので全体的に白い。
背景も描き込んでるほうなのに、絵が寂しく見えてしまうのでなんとなくもったいない。まあ拘りあってのことだから織り込み済みなんだろうけど。
魔界の名所を紹介していくのはワクワクしてよかったけど、ボンギュー発電とかいう人力発電はいくらなんでも効率悪いだろと突っ込んでしまった。
あとは案内人が魔王でしたってのはいくらなんでも意外性がなさすぎた。悪いとは言わないけど何一つ驚きがない。
魔界の名所案内が成功したというのも見どころがあったようには思えなかったから違和感あった。
確かに最後の魔城岬は綺麗なんだろうけど、それ人間界でも似たようなの見られるんじゃないかとか思ってしまう。
魔王の丘は良かったけど、温泉と発電所は純粋にマイナスだ。
アイデアとしてはジャンプNEXT!!2014vol.2に載ってた「宇宙観光シーアーク」に酷似しててそれも少し引っかかった。
絵がもうちょっと今風になれば印象も変わるかな。これは受賞作だし次に期待。

エイリアンズエイジ 仲間只一
宇宙海賊の少年と義賊の少女の話。
これもトレジャー受賞作を掲載しただけあってやりたいこと詰め込んだ感じ。
「Dancing ReD」は設定とか世界観とかに詰め込んだんだろうけど、こっちは画面に詰め込んでるので非常に見づらい。
トーンが少ないと少ないで寂しいんだけど、こっちは画面の半分くらいトーンを貼っててとにかく見づらい。
その上台詞も「ハチワンダイバー」みたいに吹き出しでぶつ切りにしてくるのでひたすら読みづらい。
正直漫画としての面白さとかそういうのに入る前に敬遠したくなるレベル。
絵のセンスは凄まじいし、敵クリーチャーのデザインも秀逸だと思うけど読みづらさの一点で帳消しになっちゃってる。
主人公のデザインはあんまり好きじゃない。三白眼すぎて人気はでなさそう。
話のほうもたまたま拾った少年が実は……というよくある話で良くも悪くも定番。ギンガカラテという絶妙なダサさも既視感がある。
間違いなくまた見ることになるだろうけど、とりあえず画面が見やすくなることが先決だろうなあ。
このままやるなら週刊よりはジャンプ系の月刊誌でやったほうが良いと思う。
ともあれ次はもうちょっと読者に気を使って欲しい。

超重課金バンガード 戸塚慶文
ジャンプNEXT!!2014vol.2で「宇宙観光シーアーク」を掲載した人。再登場まで時間かかったのは意外。
ドケチな少年と財閥のお嬢様が地球を守る話。バンガードって名前はセーフなのか。
導入→日常→バトルの流れが職人芸のごとくスムーズで流石だなあ。
ギャグの入った緩めのバトルは好きなので結構楽しめた。
主人公とお嬢様のキャラがさっぱりしていて好感持てる。脇役もいいキャラしてて話に入り込みやすい。
途中のバイトは明らかに最低賃金以下なんだけど突っ込んだら負けなんだろうな。
変身するのに100万かかったり、武器を出すのに500万かかったりするのは笑った。必殺技は1億て。
アニメだけど「セイクリッドセブン」が似たような設定だったかな。あっちは宝石だけど。
変身後のデザインがダサいのは狙ってるんだろうけどマイナスな気もする。
絵は前作と比べてあんまり成長は見られなかった。すっきりしてて作風にあっているといえばあってるのだけどちょっと古い。
前作の期待度からするともっと面白くなっててほしいなと思うので、次の作品にはもっと期待したい。

となりの竜学生 カザマカツヤ
NEXT恒例のギャグ枠。
ほぼ性欲ネタオンリーなのはさすがに引き出すが少なすぎるのでは。
あんまり面白くなかったけど、なぜか人外キャラが不愉快ではなかった。

総評
今回は尖った作品が多くて楽しかった。
それがいいほうに出ていたり悪いほうに出ていたりしていたけど、NEXT読むときはこのくらい挑戦的なほうが面白い。
近藤先生の「しのびや屈」も結構異色だけど、特に新人作品で目立ってた。
「エイリアンズエイジ」の絵柄は中々見たことないし、「NECRO」も「Dancing ReD」も作者のスタイリッシュなことをやりたいという思いに溢れてた。
「リンゴ。」のスポーツものらしからぬ雰囲気は目を引かれたし、「GAGA」のシリアスとシュールの独特な融合も好みじゃないけどオリジナリティがあった。
特色が話だったり絵だったりするけど、どれも何かしら他と違った光るものがあったと思う。
ただ完成度としては「ブリキライオン」と「超重課金バンガード」が頭一つ上だったかなという印象。
どちらも絵はそこそこなんだけど、キャラの良さとか構成の巧さとかが漫画を一段面白くしてた。
ディティールまで気を配ってる感じで、読むときに首を傾げる部分がなくて読みやすかった。

伊達先生は十分絵で勝負できる人だと思うので「ガチピン。」のベタさはそれでいいけど、ただ「ニセコイ」みたいにストレスフリーにするなりキャラの個性を強くするなりの工夫は必要かなと思った。
近藤先生の「しのびや屈」は絵で勝負はできていないので、松井先生みたいな何かしらの説得力あって読者を引き込める設定があるといいなという印象。
どちらもこのまま連載は厳しいと思うけど、好きな要素はあるので頑張って欲しい。

前回と同じく今回も、明らかにつまらないという作品がほとんどないどころか、大抵の作品を楽しく読めてよかった。
連載作品もほとんどないのに、隔月刊行でこれだけレベルを高く保てるってのはどういう手腕なんだろう。
3月初旬発行のの次号も楽しみ。

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この記事へのコメント
ブリキライオンがNEXT1はない
2016/01/06(水) 23:16 | URL | ジハード #-[ 編集]
ブリキライオンは個人的には今まで読んだ作品の中でもトップクラスにドストライクなんですけどね…
典型的な読み切り特化作品なのが…
2016/01/14(木) 20:59 | URL | #.7tOqmoU[ 編集]
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