ジャンプNEXT!!2016vol.2感想

アニメ感想、マンガ感想など好きなようにつらつらと書いてます
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2016/05/09(月)
ジャンプNEXT!!2016vol.2感想
*流星症候群 岩本直輝
「magico」の岩本先生の新作。NEXTで何度も見てるので頑張ってほしいなあ。
星狩の少女が死んで星になった幼馴染と再会する話。ボーイミーツガールって煽りがあるけどガールミーツボーイだよなこれ。
人が死ぬと星になるという誰もが聞いたことのあるお伽話が本当にそうなる世界という設定で、童話的な雰囲気が魅力的。
再会した後の短いながらも穏やかな日常感と後半の急転直下な展開のギャップがよかった。
特にヒロインの願いを叶えるために来たと思わせて、実は悪役の願いを叶えるために来たんだというのが意外性あって素晴らしい。
ただ2人の関係は単なる幼馴染より両思いのほうが良かったな。
その方が真実が明らかになったときの悲劇性が強まるし、腕をちぎってまでその願いに逆らおうとした思いの強さと別れの切なさが強調されると思う。
関係性を育てる連載ならともかく読みきりなんだし最初から恋人みたいな関係でいいんじゃないかと思った。まあ連載にしづらい設定ではあるけど。
岩本先生らしさの詰まった作品で楽しめた。この作品にかぎらずまた読みたいな。

フダツキ 秋山貴志
トレジャーで「トゥー・バッド」を掲載してる人。ジャンプNEXT!2013SPRINGでも「トゥー・バッド」を掲載した。本誌でも載ってたかな。
前作と同じく不良が主人公な作品で、勢いで突き進む作風もそのまま。絵の新人らしい荒さにあってる作風なので、この感じで成長していってくれると嬉しい。
札付きのワルに札を貼るというアイデアから生まれた作品だろうと思うけど、一周回って面白く感じるから不思議。
絵のほうは前より上手くなってるけどまだ同人誌っぽさが残るのはなにが原因なんだろうか。いやまあそこまで上手いわけじゃないてのはあるけど。
決めシーンの見開きの絵はさすがにジャンプ本誌だとダメだろうなと思う。勢いは感じるけどプロの線ではないだろう。
廓言葉を使うちょっと抜けたヒロインと真っ直ぐな主人公のコンビがいい。この人のキャラは好きだなあ。
予想はしてたけど主人公が本当に死んでキョンシーになる展開は意外性があった。ただ実は瀕死になっただけで生きてましたってのはいいのかそれでと感じてしまう。
好きな作品ではあるのでまた読みたいな。

KAKASHIスクラッパーズ 加賀野健太
カカシに支配された世界の話。ディストピアものは数あれどカカシに支配されたってのは世界初だろうな。
害獣を排除するように作られたカカシが人間も排除するようになるというのは、定番といえば定番だけどカカシでやると新鮮味がある。
ただ機械に支配されるというと機械らしい非人間性に抗うのが醍醐味だと思うんだけど、これはカカシが人間ぽく進化してしまっているので恐怖感が弱かった。
自我を持つカカシがいて、それと協力して倒すのはいいけど、それなら味方になるのだけ人間味を持たせてそれ以外は機械らしくしたほうが好みだった。
異種族間の交流も友達になったのが唐突な印象を受けた。初めて出会ってカカシのアジトを探索中にいきなり友達が出来たと言われてもなあ。
探索中には友達が欲しかったくらいにしといて、カカシから逃げたあと、カカシのところに戻ったところで友達宣言したほうが受け入れやすかったな。
ちゃんとテーマを感じた分面白くは読めたけど、気になるところも多かったので、次はそのへんが解消されてることを期待。

Vの悪魔 古谷樹
「卓上のアゲハ」の古谷先生の新作。スポーツから離れて音楽もの。
バイオリンの悪魔に取り憑かれてバイオリンを弾くようになる話。最近音楽もの多いなあ。正直食傷気味ではある。
「ヒカルの碁」系で、悪魔と言っても昔のバイオリン奏者が取り憑いてるだけなので魂が取られるような緊張感は特にない。
努力描写が薄いのとコンクールで突然弦を一本残して切るという急展開があるので感情移入はしづらかった。
ただ演奏シーンの力強さ、大ゴマをふんだんに使った演出の素晴らしさでテンションが尻上がりに上がっていくのは流石連載経験者の構成だ。
まあストーリーの雑さはやはり否めないので手放しで素晴らしいとは言いづらいけど、なかなか楽しめた。

警備会社セプトスリー社長 田中誠司 天塚啓示
ジャンプNEXT!!2014vol.5で「Metal Steamer」を、ジャンプNEXT!!2015vol.6で「NECRO」を掲載した人。
警備会社の社長が依頼してきた女子高生を全力で守る話。
絵がスタイリッシュな雰囲気はそのままに、少年漫画向けに寄っていて随分読みやすくなった。
名刺とかハンコを武器にしていて冷静に考えるとカッコ悪いんだけど絵のおかげでかっこ良く見える。
ところどころ挟まれるギャグも結構好きなので楽しめた。バトルもいい感じに迫力出てた。
なんとなく「BLEACH」を思い出す感じの作品で面白かった。
ただ主人公がそこまで仕事に全力を傾けるようになった理由が気になったので、そこは描いて欲しかったな。
ギャグ漫画なら別に強い理由とか無くていいんだけど、ストーリー漫画なので引っかかった。

PUTON 花田智也
ジャンプNEXT!!2015vol.5で「損得カンジョウ」を掲載した人。
服飾系忍者が敵を倒す話。
導入の忍者の祖である服部は「機織部」からその名が来ているとかいう民明書房的な解説があって興味を惹かれた。
副作用を服作用とするような言葉遊びは嫌いじゃないんだけど、なんというか絶妙なダサさが。
決めゴマの演出とか普通にカッコいいので、言葉遊びに行かないで普通にカッコいい感じを目指しても良かったんじゃないかなあ。
まあ今のほうが好きって人も多いだろうから個人的な好みの話ではあるけど。
あと主人公の服が死ぬまで脱げないのはそういう家系ならしょうがないと思うけど、父親が着てないっぽいので、それは流石に酷い気がした。

猿神-enjin- 濱田賢治
ジャンプNEXT!!2016vol.1で「BLACK BOOKS」を掲載した人。2号連続掲載とは珍しい。
猿の神様が人間になって村を救う話。
話としては今回一番良く出来てると思った。上位の神がいるならそりゃ無理矢理やらせられても当然だよなと。
戦いとは直接関係ない農作業を手伝って手に入れた水が決め手になるって流れも自然な感じがしてよかった。
ヴィシュヌ神とかいう神がよく出来た人格で安心感あるのも良かった。
絵のほうは男はいいけど女のほうがイマイチ可愛い感じではなかったので、その辺も上手くなってくるといいな。
この作品か別の作品になるかわからないけど、次も楽しみ。

番外編
ハイキュー……そこまでのファンじゃないのでイマイチ面白さがわからない。
サモナー……知らぬは本人ばかりなり。噂の広がり方が面白かった。
ものの歩……スタイルで魅せる制服と胸で魅せるスク水。安定のお色気枠。
すじピン……本編裏話。安定感のある番外編だ。

送り人ヨミノ 石寺勇樹
怪異に襲われた女子高生が怪しげな相談事務所に助けを求める話。
よくある謎のお助け屋だけど、最初に安全な霊を天国に送る様子を見せるのは珍しいけどいいな。荒事ばかりじゃないとリアリティが出る。
金を要求する主人公も珍しかったけど、それが無理だからっていきなり助手になれっていうのは少し唐突。
突然相談に来た素人の女子高生でいいのなら既に誰かいるはずだろう。一目惚れしたとかそういう理由があるならともかく。
それに命が狙われてるのに判断を保留して帰るヒロインもどうかと思う。まだ襲われてないならともかく、警察でも同しようもない存在に命を狙われてるという危機感が感じられない。
バトルもよくある読み切りという感じだった。全体としてはオリジナリティを感じるところはあったけど、それ以上に粗が気になった。
絵の見栄えはいい作品だと思うので、今度は話のほうがもっと作りこまれてるといいな。

破界の裔 六壮六
天才呪術師と結界破りに特化した呪術師が協力する話。袴にブーツは正義。大正時代はいいなあ。
導入でヒロインが一人で出来ることと出来ないことをしっかり見せているのが丁寧だなと感じた。
ゆっくりとした導入だけどキャラに深みが出る感じがして好み。
天才でも対処できない結界を作った敵はどんなやつだよという疑問に対して、5人分の脳を接合した化物だからというアンサーは意外性あっていい。
5人分の脳を持つから、恐怖も5人分感じるという表現はなんか感心した。設定に応じた表現が出ると独自性を感じて感心してしまう。
脳のリミッターを外すのはよく見る展開だけど、リミッターを結界に例えて破界能力でリミッターを破るのは割りと好きな発想だった。
ただこれなんでもあり過ぎる気はする。まあよくいうと応用範囲が広いってことなんだけど。
全体的には好みの作品だった。週刊よりSQのがあってる気もするけど、なんにせよまた見てみたいな。

星屑wanderer 打見佑祐
「Ultra Battle Satellite」の打見先生最新作。
格闘漫画から打って変わって荒野の惑星の賞金稼ぎの話。ただジャンルは違うんだけどノリがUBSまんまなので新作の感じは薄かった。
主人公と相棒のキャラとか話の展開とかが前作と変わりが見られなくて、拘りを感じるのと同時にもうちょい柔軟になってもいいんじゃないかと思う。
いやまあ面白いしよく出来てると思うしキャラも好感持てて好きなんだけどね。ただ一度打ち切られてるので。
あとヤバーイ系のは好きなんだろうけどいらないと思う。なにがそんなに気に入っているのかよくわからない。
ヒロインはヒロインらしいヒロインながら芯の強さが垣間見えていい感じ。
敵も頭悪いノリで後腐れなくスッキリ出来るのは打見先生のいいところだ。楽しく読めたので次も楽しみ。

バイス ウィーダー 橋本勇太
悪人を殺すことで興奮する主人公と悪人でも法に則り処罰させる女刑事の話。
主人公の信念が最後まで貫かれていて、ピカレスクロマンとしてちゃんと筋が通っていた。
女刑事のほうも自分の信念を曲げないでいて、ぶれないキャラはそれだけで好印象ではある。
ただ説明的に感じるセリフが多くてテンポ悪く感じるところも結構あった。
絵もまだまだ上手くないし、主人公が着てる謎ベルトが大量に付いてるコートはダサすぎる気がする。いや変態性はよく伝わるんだけど。
ただ印象的なコマはいくつもあったので、技術を磨いて頑張って欲しい。

ラブモンスターまさし 西水隆弘
ジャンプNEXT!!2015vol.5で「幽霊のともだち」を掲載した人。
前回のバトルものから恋愛ものにチェンジしていて、素朴な絵柄がしっとりとした雰囲気によくあっている。
いやタイトルにあるモンスターの通り見た目が怪物だから、絵面は全然しっとりはしてないんだけど。
愛が深まると見た目が変わる設定で、最後結婚してるときにますます怪物度に拍車がかかってるのが心がほっこりした。
最近異種族間恋愛が流行ってるけど、ここまでのパターンはなかなか無いので新鮮だった。

魔法少女デス・デーモン 名越良祐
魔法のある世界で魔法の使えない少女が魔法少女になるために頑張る話。
本気を出すとデーモンになってしまう少女のために、変身魔法が得意な少年が助けるという展開は「ひめドル!!」を思い出した。
魔法少女になるための条件が「魔法力」が強いことはいいとして、「美貌」があることってすげえな。どんなノリで決めたんだ。
適当なノリで行くのかと思ったらトロルに飲み込まれる生徒がいたり腹パンされたりハードな世界観もあってアンバランス感があった。
まあ昨今は魔法少女=ファンシーって時代でもないけど、それでもトロルに飲み込まれるのはR-18の世界だろう。
デーモンとのハーフであるがゆえの肉体の強さを魔法力の強さと誤認させるのは面白かった。
魔法で変身させるところは、本人だとわからないとしょうがないとはいえ、もっと特別な美少女っぽくしても良かったんじゃないかな。
読んでる側としては元から可愛いけど、服が変わったくらいで周りからも美少女扱いになるのはおかしいと思う。
全体的にはもうちょっとコメディ寄りにしても良かったんじゃないかなという印象。
ギャップ狙いにしろトロルのやることがリアリティあって作風にそぐわない気がした。

Doggie Dog 松元与輝
掃除屋が公衆便所で悪人を掃除する話。
掃除屋という時点でまあ正義にしろ悪にしろ人殺しだろうなという予想はつくのに、それを延々最後まで引っ張られるのはもどかしかった。
途中でバラしてよかったんじゃないかなあ。最後まで明かさない理由がいまいちわからない。
洋画的なセリフ回しもあってかなんとなくスッキリとしないまま話が進んだ印象を受けた。
トーンをほとんど使わないモノクロの絵は、この作風で絵までくどくならないという意味で合っていたけど、悪くなってはいないくらいだしなあ。
絵自体はあまり上手くないけど構図の上手さは目立ってたので、公衆便所の中で戦ってるだけの話にも関わらず単調さは感じなかった。
洋画とかジョジョの影響をよく受けてるのはわかるので、あとはそれを読みやすく仕上げてくれると嬉しい。
オリジナリティを持ってる人ではあるので次はテンポよく読めるようになってほしいと思った。

総評
連載経験者もNEXTで掲載したことがある人も完全に初めての人もバランスよくいた今回。
どの作品も割と面白かったし、投票した作品も3つからバランスよくあったのでいい塩梅だ。
NEXT経験者では「フダツキ」と「警備会社セプトスリー社長 田中誠司」の人が、自分の武器をそのままに成長した姿が感じられて嬉しくなった。
初掲載の人では「破界の裔」が設定をうまく扱えてる感じで面白かった。まあ大正時代と袴にブーツが好みなので甘くなってる感は否めないけど。
この人のいいところだなと思っていたところがちゃんと残ったまま成長した姿を見られるのは嬉しいものなので、挙げた人に限らず今回掲載した人は長所を伸ばして頑張って欲しい。

連載経験者はその辺自分の武器を使いこなしてる感を受ける。
岩本先生は女の子の可愛さに磨きをかけてるし、打見先生は男らしい主人公がカッコいい。
古谷先生の演出の勢いの良さはスポーツものじゃなくても健在だった。まあもうちょいストーリーに気を使ってもとは思うけど。
連載で行けるかというとどれも厳しいと思うけど、まあ2度3度掲載するくらいよくあることだし。

連載経験者が3人いるのは嬉しいので次も続けてほしいなと思ったら増刊リニューアルの広告が。
今度は打ち切られた人の新作だけじゃなく連載作家の新作も載せるみたいでそれは楽しみだ。
ただ連載作品を掲載するみたいなので、新人の読み切りを読みたかった身としては残念だ。
まあ4ヶ月連続刊行とかするみたいだし、元々は季刊だったのに比べれば大して変わりはしないのだろうけど。
とりあえずNEXTとしては一区切りということで、次の増刊を楽しみにしたい。

人気ブログランキングへにほんブログ村 アニメブログへにほんブログ村
スポンサーサイト
この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:   
この記事のトラックバックURL
http://madoma.blog9.fc2.com/tb.php/668-31e6118d
 この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

 | Copyright © まどろっこしく All rights reserved. | 

 / Template by パソコン 初心者ガイド
人気ブログランキングへにほんブログ村 アニメブログへにほんブログ村
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。